コピートレードとは、プロトレーダーの取引を自分の口座でもコピーして行うことができる手法のことで、主に海外のFX業者が提供しているサービスとなります。
通常であればFXトレードは資金管理、レバレッジ、トレード手法など初心者は事前にまなんでおくべきことが多くあり、これを怠ってしまうと大きな損失を被る可能性が高いです。
しかしコピートレードはプロのトレーダーのトレードをコピーするため、初心者であってもFXに関する知識を学ばずにトレードを始めることができます。
コピートレードはプロトレーダーのトレードが自分の口座にも自動反映されるため、自分の時間を使ってトレードを行う必要がありません。
仕事などでトレードに割く時間がない人に適していると言えるでしょう。
コピートレードでは、プロトレーダーのトレード履歴が自動的に反映されるため、そのトレード履歴からプロのトレードタイミングを学ぶことができます。
自分のトレード技術を向上させたいという人にも適していると言えるでしょう。
コピートレードの成果報酬は、トレードで利益がでた場合にその利益の10%程度をプロトレーダーに支払わなければなりません。
例えば1回のトレードで100万円の利益がでた場合、その内の10万円を手数料として取られるため、残りの90万円が実際の利益となります。
(FiXiウェブトレーダーから引用)
プロトレーダーを選定する際は過去の成績を参考にすることができますが、それが未来の利益を約束するものではありません。
また上記の画像からもわかるとおり、過去7日間の利益率が高いトレーダーが上位表示されていますが、それ以外にも最大ドローダウン率や平均的な利益率を考慮するなど、なるべくリスクが大きくないトレーダーを選定することをおすすめします。
MAMとはMulti-Account Managerの略称で、顧客口座をプロトレーダーが直接運用するサービスのことを言います。
一方PAMMとはPercentage Allocation Management Moduleの略称であり、複数の顧客がプロトレーダーが管理する口座に資金を入金して、運用を委託するサービスのことを言います。
MAMはプロトレーダーに運用を委託するため、自身に投資やトレードの知識がなくても、運用を行うことができます。
これはコピートレードと同じですが、実際に取引をするのは自分ではないため仕事で忙しく投資に割く時間がない人に向いていると言えるでしょう。
EA(自動取引)は予めプログラムで設定された条件でトレードが行われるため、相場の変化に対応することができません。
しかしMAMとPAMMはプログラムではなくプロトレーダーが行うため、相場の変化に臨機応変に対応することが可能です。
MAM・PAMM口座を利用する際には、優秀なトレーダーの選択が重要です。
トレーダーを選択する際はある程度過去の成績が公開されていますが、それが未来の利益を保障するわけではないため、自分の資金を預ける前の入念なリサーチが必要となるでしょう。
MAMとPAMMはコピートレードと同様に成果報酬を支払わなければならず、その手数料は利益の15%〜30%程度となっています。
つまり100万円の利益がでても実際に受け取れるのは70万円〜85万円程度になってしまいます。
MAM口座とPAMM口座は運用をプロトレーダーに委託しているため、ポジションを保有している時に出金をすることができません。
そのため、無くても困らない余剰資金で運用することをおすすめします。
コピートレードとMAM・PAMMの違いをまとめると以下の表のようになります。
コピートレード |
MAM |
PAMM |
|
口座管理 |
自分口座 |
自分口座 |
プロトレーダー管理口座 |
手数料 |
10%程度 |
15%〜30%程度 |
15%〜30%程度 |
取引状況確認 |
確認できる |
確認できる |
確認できない |
資金管理 |
いつでも出金できる |
ポジションがある時は |
ポジションがある時は |
実際にコピートレード、MAM・PAMMを利用する際には以下の2点のポイントを抑えることをおすすめします。
全てに共通していることは、他人に自分の資金を委託するという点であり、委託したプロトレーダーの実力が最も重要であることです。
実際に委託する前に入念にトレーダーの成績を調べることをおすすめします。
コピートレードとMAM・PAMMの手数料は自身でトレードするよりも非常に高くなります。実際に利用する際は手数料がなるべく低いトレーダーを選択することをおすすめします。
FIXI (フィクシー) FXでのコピートレードの取引方法を記載したページはこちら!